シミに効く成分の特徴と働き:ビタミンC

shimi043皮膚に紫外線が当たると、皮膚に活性酸素が生じ、この影響で、皮膚の表皮と真皮の境界にあたる基底細胞の間にあるメラノサイトという細胞が活性化されます。
メラノサイトのなかメラノソームにはチロシンというアミノ酸が含まれ、このアミノ酸にチロシナーゼという酵素が働きドーパという物質になり、さらにドーパキノンという物質をへて黒色のメラニン色素になり、メラノサイトから表皮細胞に移ります。
表皮細胞で、メラニン色素は、皮膚に降り注ぐ紫外線を吸収して、紫外線による表皮の炎症(サンバーン)を防ぐことにより、表皮の下にある真皮の細胞のDNAを紫外線の害から守ります。
したがってメラニン色素は、体にとって必要なものです

健康な皮膚では、メラニン色素を含んだ表皮細胞は28日間で新しい細胞と入れ替わり、14日で垢となってはがれおち、新しい表皮細胞ができます(この作用をターンオーバーといいます)。
しかし、紫外線を急に大量に浴びてメラニンの生成が過剰になったり(皮膚の炎症後の色素沈着がおきた時)、年齢を重ねターンオーバーのサイクルが、28日より長くなると(老人性色素斑といわれ、早い人で30歳代から、多くは40歳以降に顔や腕、手の甲、肩など、紫外線に当たりやすいところに出る濃い褐色のシミのことです。)、余分なメラニン色素を含む細胞が皮膚に残り、シミが出来てしまいます
シミに効く働き方のひとつビタミンCには、まず活性酸素を体に悪い影響を与えない形の酸素のかえる働きがあります。

もう一つの作用は、メラニン色素を作る時に必要なチロシナーゼという酵素の活性を抑えます
更にシミを取る作用として出来た黒色メラニンに作用して、無色のドーパキノンにかえる性質もあります
ビタミンCは、シミの生成を防ぐとともに、色を薄くする作用もあります。
これらの作用により、ビタミンCは美白用化粧品の成分として使われたり、内服薬として、美白のために使用されています。


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